メリダへの旅 2018
昨年は自分の仕事が忙しすぎて、メキシコに行くのはほとんど不可能だったので、ほとんどあきらめていたのだが、いきなり夏休みを
とるチャンスが巡ってきた。よくあることではあるが、その際、全く悩むことなく、すぐにメキシコ行きのチケットを予約。
以前から一度行ってみるといいよ!とメキシコ人の方から勧められていたメリダに行く時がついに来た。
2月27日(火)
AM57便
アエロメヒコ
成田14:55発
→メキシコシティ

同日12:45着

 
いつものごとくメキシコに行く時はアエロメヒコを使っている。以前は日本人も多かったが、最近はANAが毎日メキシコ直行便を飛ばして
いることもあり、周囲の客はメキシコ人ばかり。やはり日系のエアの方が、確かに安心だものね。それにしても最近のアエロメヒコ、
エコノミークラスだから文句は全然言える立場ではないけれど、本当にサービスが悪くなっている。座席が後ろの方だったこともあり
機内食のチョイスも出来ないし、以前はパンには必ずバターがついてきたけれど、今回はそういうのもないし。
おまけに飛行機にのって30分ぐらいすると、ナッツと飲み物のサービスがあったはずだけど、すぐに機内食。
食べ終わると消灯。子どもではないのだから、もう少しゆっくり空の旅を楽しみたいかも。
メキシコシティには午後一番に到着するので、すぐにタクシーでホテルにチェックインして、ソカロやテンプロマジョール、
カテドラルに出かけた。
2月27日(火)
Gran hotel
Ciudad de México

 
 
 
  La Terraza での夕食 
メリダにシティ経由で同日到着をしたかったが、アエロメヒコの方に「飛行機が遅れる可能性もあるから、よした方がいい」と言われ
結局メキシコシティで1泊。エージェントにソカロに近いホテルをお願いしたところ、このGran Hotel Ciudad de Mexicoを予約
してくれた。ここは以前、屋上のTerrazaというレストランで食事をしたことがあり、それがとても美味しかったので、今回も
宿泊した夜はそこで食べることにした。相変わらず美味しい。
2月28日(水)
Gran Hotel
Ciudad de Mexico

Ciudad de Mexico発
12:35
Merida着14:30
AM533便
翌日は急いで朝食を食べ、すぐに再びソカロ周辺の観光&撮影。メキシコシティは危ないから好きではない、という人もいるけれど
私はこの街が好き。ラテンアメリカンタワーやBellas Artes宮殿、アラメダ公園まで,てくてく歩き、街の空気を思う存分楽しむ。
ホテルの人に「空港へはどのくらい?」と念のため聞いてみると「30分かな」と明らかに安易な回答。
それでも念のため1時間15分ぐらいみて、フロントでタクシーを頼むと、全然来ない。
時間ばかりがどんどん過ぎて・・ようやくタクシーがやってきた。
「あ~よかった!」ホテルのお兄さんもさすがにちょっとどきどきしていたみたいだけれど、やはりここはメキシコ。
このレベルの事は日常茶飯事。それでもどんなことが起こっても、必ず何とかなるのも、メキシコ。
もちろん飛行機には間に合いました。
2月28日(水)
CASA BALAM
メリダ

ROSA SUR 32
メリダを訪問するのは初めてだが、いきなり暑い。とりあえずホテルに直行した。Casa Balamという素敵なホテル。
そんなに高いホテルではないんだけど、クラシックチックでちょっと素敵。
部屋もかわいらしい!すぐに街歩き。そんなに大きな街ではなさそうだけど、右も左もわからないので、フロントで
地図をもらい、簡単に説明を受ける。
この日は近くのメルカードに行き様々な食材を見学する。
メキシコ料理は地方によって全然違うが、それは食材が全くちがうためでもある。
ここメリダでは、熱帯地域特有の食材が多いし、実際、今まで見たこともない野菜も。
唐辛子もハバネロとchile xcaticをよく食べる。
シティやプエブラ、オアハカとは全く異なる食材だ。
夕飯はエージェントにすすめられたRosa Sur32に行った。お洒落なメキシコ料理という感じだ。
3月1日(金)
Casa Balam
Harta Delicia
 
   
朝ご飯を食べてから、Harta Deliciaにタクシーで向かう。シェフのジャニックはとても素敵な女性。料理に対する真摯な
姿勢には本当に多くの事を学ばせてもらった。Queso RellenoやCrema de Chayaなど4品を学び、他にもいろいろな
私の疑問にも丁寧に答えてくれて、とても素晴らしい時間を過ごすことが出来た。
3月1日(金)
La Chaya Maya 
   
 夕飯は、シェフやタクシーの運転手さん、などメリダの多くのメキシコ人に推薦されたLa Chaya Mayaに行く。
確かにsopa de limaも本当に奥深い味わい。このスープは自分でもよく作るけれど、もっともっと美味しい。
デザート、Caballero Pobreも美味しかった。
3月2日(土)
La Casa Balam

Mayaland

この日は朝食をとってから、メリダの市内観光。ユカタン人類学博物館や美しいメリダの街をすみからすみまで探索&撮影。
4時にエージェントにお願いしていた運転手が迎えに来て、Mayalandに向かう。
Mayalandというのはチチェンイツァーの隣にあるホテル。
一度泊まってみたかったのだ。運転手のおじさんは、マヤ人の素敵な紳士。
いろいろなマヤの話、マヤ人が現在抱えている問題点など、話を聞いているうちに、あっという間に2時間が過ぎて
ホテルに到着する。
3月2日(土)
MAYALAND
 
Mayalandでの夕食 
Mayalandは街から離れているので、夕食はホテル内の素敵なレストラン。しかしお客さんがアメリカやヨーロッパからが
多いので、あまりメキシコ料理っぽいメニューはないとのこと。それでも何とかchile rellenoとマンゴーのシャーベット、
マルガリータを作ってもらう。ホテルの部屋には、なんと大きなジャグジーバスがついていた!!
ゆっくりお風呂に入り、翌日のチチェン・イツァーに備える。
3月3日(日)
Mayaland
Mayalandでの朝食
Mayalandoでの朝は早い。ジャングルの中のホテルなので、早朝からぴーぴーとあちこちで鳥が鳴いている。
のんびり寝てはいられない。朝食は昨夜のレストランだが、食べている間にこんな真っ赤なかわいい小鳥が
パンをつまみに来た。
すぐに部屋にもどり準備をして、いざチチェン・イツァーへ。Mayalandに宿泊している客は、通常の入場口と違う
裏の入り口から入場できるのだ。開場とともに入場したかったので、8時5分には入り口に並んだが、すでに
6人ほど、前に並んでいた。
チチェン・イツァーは2回目だが、前回はきちんと撮影が出来なかったので、再び地球の裏側からやってきた次第。
午前中3時間程度で全体を回った。天気もとてもよく、すさまじいまでの快晴。空は真っ青で気持ちがいい。
3月3日(日)
Merida17:20発
Ciudad de Mexico
19:35着
AM421便

Ciudad de Mexico
00:50発
Tokyo
6:20着
Mayalandからメリダの空港までは、昨日と同じマヤ人の運転手さん。この人、本当におもしろい話をたくさんしてくれる!!
メキシコの現在の宗教的な問題、今年行われる大統領選、マヤ文化の継承の問題など、あれこれあれこれ、
話してくれて、私の頭の中はメキシコの華やかなだけでなく裏のもっと大変な日常の問題でいっぱいになる。
マヤ人の問題だって、日本人が考えるほど簡単なことではない。もっともっと大きな流れがあって、当事者たちは
日々戦いながら、それでも楽しく、たまには悲しくなったり、怒ったりしながら、毎日を過ごしている。
私達が簡単に本を読んだり、ネットを見たりするだけで、語れるようなものでもないのだ。
メリダの空港に2時間後に到着。別れを惜しいながら、メキシコシティに向かい、そして成田へ帰国した。