メキシコ食日記

 2010年10月4日〜11日まで、メキシコに海外出張をしました。私の職場は、スペイン系列ですが、今回は運良くメキシコ行きが決定。
あまりにも忙しかったので、残念ながら観光は出来ませんでした。そのかわり、食はしっかりと満喫してきたので、レポートします。

10月4日(月)

 
 
  15:25分成田発のAM57便(アエロメヒコ58便)にて、メキシコシティーへ。アエロメヒコは、直行便なので、アメリカを 経由せずに行けるため、とても便利。
 上の画像は右が、夕飯、左が夕飯、右が朝ご飯。食事の際のアルコールも無料のため、皆、思いきり、食事を楽しんでいた。
   また他のエアラインに較べてラテン系の食事時間も長いような・・・。キャビンアテンデントの方達も、愛想が良く、乗り心地が良いエアの旅だった。
10月4日夕飯    この日は、メキシコシティ到着後、トルーカへ。
トルーカは標高2,700メートルの小さな町。
浦和市と姉妹都市とのこと。夕飯を食べる時間がすっかり
遅くなってしまい、近くのレストランを探したものの、どこも
閉まっている。仕方ないので、タケリア、「ユーロタコス」に入った。
ところがこの「ユーロタコス」とても美味しい!しかも安い。
左画像のタコスにチョリソやチーズ、玉ねぎ、サルサがのった
「ユーロタコス・コン・ケソ・イ・チョリソ」は16ペソ。飲み物を入れても
43ペソ程度。1ペソが7円程度だから、ビールを入れても300円くらい!
あっぱれメヒコ。

 
 10月5日朝食    
 トルーカの宿泊先は、ホテル・サンフランシスコ。外観は、少しさびれた感じだが、スタッフは気持ちよく対応してくれるし部屋もかわいらしい。
 朝ご飯は一階のテラス席のレストランで。まず上、左がぞうの果物が運ばれてきて、その後、卵やソーセージとパンが出てくるというイレギュラー設定。
でも果物も 甘くて美味しい。時差ぼけも全く無く、朝から食事は完食。それにしてもこの甘くて美味しい果物を食べると、メキシコにやって
きた〜という喜びに包まれる。
 それにしてもとにかくこの日は、一日仕事が忙しく、昼もろくに食べられず、夜は、ケータリング。仕事なので、仕方がない
 10月6日朝食    
 5日の夜、トルーカからメキシコシティへ移動。メリア・メキシコ・レフォルマに3連泊。超ゴージャスなホテルで、メキシコシティにいながら、
今回はセレブな気分。約20年ほど前、シティに初めて来た時とまったのが、ホテル・プレジテンテ。前回がホテル・ニッコー。
しかし今回のメリアは今までのホテルの中で一番、豪華かもしれない。朝食はレストランでブッフェスタイル。タコスも美味しかったが、圧巻だったのが、
野菜がたっぷりと入った、鶏のスープ。また果物の盛り合わせも 美味しかった。
 10月6日昼食    
     
6日の昼食は自由だったので、メキシコ料理のブッフェスタイルのお店「Meridiem」に行きました。トスターダや肉料理、サラダにスープ、等
とまたデザートもトレスレチェても豊富で、しかもかなりグレードの高いメキシコ伝統料理を楽しむことが出来ました。デザートコーナーの充実も
目を見張るものがありました。食後、シティの公園を散策しました。チチャロンを売っている屋台があったので、おもわずパチリ。
 10月7日朝食   7日も、メリア・メキシコ・レフォルマ泊。充実した朝食を満喫しました。
メヒコは果物も美味しいのですが、私は、ヨーグルトが好き。
メキシコ風卵も、少しスパイシーでなかなかイケます。
 10月7日昼食   昼食は、ホテルの近くの「Carambuco」に同僚とみんなで行きました。ここは
ハンバーグが有名らしいのですが、アラチェラやタコスなどの、メキシコ料理の
レパートリーも豊富です。特に牛肉はジューシーで乙なもの。
デザートのケーキも、しっとりとしており、またメキシコチックなシンプルな
甘さが、印象的でした。
 
 10月8日    
     
 8日、メキシコシティからアエロ・メヒコの国内線で、グアダラハラへ。グアダラハラは、メキシコシティより南にある町。気候も温暖で、人々も素朴です。特に夜は
 町全体がライトアップされ、とてもロマンチックな雰囲気を醸し出します。仕事ではなく、恋人と一緒に歩きたい街。メキシコでは、9月16日に独立200周年、
 革命100周年記念が行われ、その際のイルミネーションがまだ街のあちこちに残っています。(Bicentenario de la indapendencia)
     
グアダラハラのカテドラル周辺には、美味しい屋外レストランがたくさんあります。夜、夜景を楽しみながら、食事とお酒を味わえます。この日の夕食は、
マルガリータを飲みながら、アラチェラスやタコス、デザートには、トレス・レチェスを食べました。う〜ん、大満足。  
     
グアダラハラの宿泊先は、4ツ星の「ホテル・メンドーサ」。コロニアル風のステキなホテルでした。私達の部屋は、シャワーだけでしたが、
バスタブ付きの部屋もありました。
  
 10月9日朝食   ホテル・メンドーサの朝食。 あまり種類は豊富ではありませんがゆったとした
空間で、落ち着いたひと時を過ごすことが出来ます。
      
グアダラハラは、世界遺産のオスピシオ・カバーニャス等、観光名所がたくさんあります。すべての名所旧跡が、街の中心地にまとまっているので、
簡単に散策が出来ます。
   
 
     
     
リベルタ市場は、オスピシオ・カバーニャスのすぐ隣。お土産物もたくさん売っていますが、タコス等の食堂や八百屋、肉屋、魚屋など、生鮮食料品店も
たくさんある。いかにもメキシコらしい鮮やかな果物、チョリソをはじめ、さまざまな贓物を並べた肉屋、サボテンのツナなど、メキシコ料理の
美味しさの真髄は、こんな所にあるのだろう。お菓子屋さんには、11月の「死者の日」にちなんだガイコツ菓子が並べられていた。どれも華やかでかわいらしい。  
 
10月9日昼食    
     
午前中、2時間ほど、時間があったので、かねてから一度、行きたかった「ラチャータ」に駆けつけました。もちろん注文したのは、ハリスコ州の名物料理、ポソレ。
今回はポソレ・ブランコにチャレンジしました。注文すると、まずパンとサルサを持ってきてくれます。パンは、柔らかく、自然な素材で作られている感じ。
そしていよいよポソレと、ポソレに入れる野菜、そしてトルティージャを運んできてくれます。スープの味は、鶏肉の出汁がしっかりと出ており、
塩分の加減も大変よく、さすが天下の名店と感心しました。
お会計をすると、チョコレートのおみやげもくれました。 
 
10月10日夕食    
     
10日の朝の便で、グアダラハラからメキシコシティに移動。ホテルは、ガレリア・プラザ。だいたいの仕事が10日の午後で終了したため、この日の夕食は、  
同僚と近くのレストランに繰り出そうと思い、ホテルのフロントに聞いたところ、「フォンダ・エル・レフヒオ」を紹介された。
こじんまりとした、ステキなレストラン。オススメ料理を聞いてみると、「チレス・エン・ ノガーダ」だという。この料理は、 メキシコの独立記念日(9月16日)
の頃に国内のあちこちで食べられると聞いていたが、「まだ10月もOK!」と言われた。大きめのチレに合い挽き 肉等を詰め、上から胡桃の甘めの
ソース、さらにザクロを散らしている。チレ(唐辛子)の辛さは一切感じない。「メキシコ料理は辛い」という日本での一般的概念とは大違いだ。  
他に、ノパリートスのサラダやワカモーレも食べてみたが、いずれもすっきりとした食感で美味しい。  
 メインの食事が終わると、デザートが盛られてくるが、例の胡桃のクリームやプリンなど。これがまた、イケル味。最後にお楽しみで、
キャンディーが出てくる。お店のカマレロが、このパラソルのようなキャンデーをお湯の中でクルクル回し、お客様に渡してくれる。メキシコのレストランは、
本当に楽しい遊園地のようだ。
 10月11日    
     
 ついに帰国日。アエロメヒコは、ベニート・フアレス国際空港の第2ターミナルだ。最近出来たというこのターミナルはとても近代的で設備も完備している。
メヒコにいることを忘れて しまいそう。シティ発22時25分なので、一日、ゆっくりと出来るのも魅力的。直行便だが、ティファナでテクニカルストップが
あるのが難点。それにしても以前は、いったん、ティファナで乗客はいったん降機して、出国手続きをとらなければならなかったが、
シティで出国手続きをとれるようになっただけ、良くなったかもしれない。そんなわけで、帰国は16時間以上かかる。機内食は3食。
紫色のcacahuate japonesというのは、薄手のおせんべいにピーナッツが仲間内では大人気だった。
最後の食事は、鶏肉のクレープ。ハラペーニョのソースもついていた。美味でした。