グァナファト&メキシコシティ旅日記

以前から、一度訪ねたいと思っていた、「メキシコで最も美しい街」グァナファト。11月に、ようやく遅い夏休みを1週間、
とれることになったので、さっそくホテル&エアを予約し、夫と2人、旅に出た。
 夫にとっては3回目、私は7回目のメキシコの旅。
 エアは、もちろんアエロメヒコ。アメリカ経由に比べ、若干高め設定だが、直行便というのが魅力だし、帰国便も、
 夜21時代の運航なので、帰国日もたっぷり遊べるので、メキシコに行く際には、よく利用する。
 ただ最近は、人気が高いせいか、早めに予約を入れないと、すぐに満席になってしまう。
 特に土曜日出発→土曜日帰国というパターンは、人気が高く、なかなか取りにくい。
11月2日(土)
アエロメヒコ
AM57便
成田15:25発
メキシコシティ同日
13:10着

今年10月18日から、アエロメヒコでは、成田‐メキシコシティ間で、ボーイング787(ドリームライナー)が就航。
各座席に液晶画面がついて、快適な空の旅が出来るようになった。ただ以前に比べると、エコノミーの場合、
座席の背もたれが、あまりリクライニングがきかなくなったようで、割と傾斜がキツい状態で長時間寝なければならない。
これはちょっとキツイかも。(それにも関わらず、私は熟睡してしまうが・・・)
それにしてもアルコール無料は、相変らずで嬉しい。ビールの選択肢も多く、私はコロナビール(缶)をセレクト。
各座席で、「白ワイン」、「赤ワイン」など、日本人のおじ様達が盛り上がっている様子。
日本からのメキシコ便は、中高年者のツアー客も多く、たまにはこういうのも、いい。
11月2日(土)
Le Meridien
Mexico
City
ル・メリディアン・
メキシコシティ



 
アエロメヒコの場合、メキシコシティに午後一番に到着するので、1日目を最大限に活用できる。とはいっても、
なぜか大抵遅延するので、シティ到着→入国→税関と通過し、外に出てくるまでにだいたい1時間半。
とりあえずタクシーで、ホテルに向かい、結局、午後3時半頃チェックイン。
 今回は、ル・メリディアン・メキシコシティをセレクトした。
ここは前は、エンバシースィーツというホテルだった。その当時の面影を残し、現在も、通常のベッドルームに、
リビングが併設されており、浴槽もついて、かなり豪華。スタッフの対応も、よい。無料カクテル券のプレゼントも
あったので、夕食後、さっそくバーに行ってみよう。
11月2日(土)
Villa María
Mexico
City
ビジャ・マリア
   
 夕飯は、ポランコにある「Villa María」。このレストランは、昨年、メキシコも訪問したが、今回は、ぜひ夫にも紹介したく
 再訪となった。とかく大味と言われるメキシコ料理だが、ここの味は、とても繊細で、サルサも絶品だ。
 上質なメキシコ料理である。
11月3日(日)
C’est la Vie
朝食

アエロメヒコ
AM153便
メキシコシティ
12:49発
レオン
13:48着
   
ル・、メリディアンの朝食は、1階のレストランC’est la Vie で。しかしここはメキシコ。8時過ぎに行っても、まだ
全ての料理が出来ていない模様。それでも美味しいコーヒーとブュッフェ少々、そしてウェボス・ランチェロス
といつもの果物の取り合わせを食べて、ホテルから再びベニート・ファレス国際空港へ向かう。
それにしてもメキシコのタクシーの運転手さん達、結構いろいろおしゃべり好きで、私はいつもメキシコに関して
様々な情報を教えてもらうことが多い。今回も最近の教職員デモ等について詳しく聞き、約25分で空港着。
 国内線のアエロメヒコ・コネクトに乗り、約40分程度で、レオン国際空港に到着する。
 しかし今度は、アエロメヒコのカウンターで、「あれっ、チケットの予約が???」とお姉さんが不気味なつぶやき。
 「おかしいな、変だなぁ。うまくコネクトしていなくて、今日の国内線の予約が出てこないのよ」
 「そんな馬鹿な・・」「国際線で来たのよね?」「はい確かに。でも乗り継ぎではなくて、到着は昨日。
 一泊して今日は国内線の利用なの」「なるほどね!だからコネクトしていなかったのね。了解。はい、チケット」
 アエロメヒコのお姉さんの早合点があったが、無事、搭乗券を入手。
同行している夫は、傍らでヒヤヒヤ。「メキシコだからね」と説明すると、少しずつ、「メキシコにいる」という 
 ことがどういうことなのか、理解している様子だ。
 しかし毎回思うのだが、このアエロメヒコの国内線、アエロメヒコ・コネクト、実にかわいらしい飛行機。
 小さい!!こんな小さい飛行機で、本当に大丈夫??毎度のことながら、やはりバスを選んだ方が
 よかったかしら?でももう遅い。あっという間に、離陸体制。あっ!無事、飛んでいる・・・良かった~。
11月3日(日)
グァナファト


   
レオン国際空港から街へはタクシー。メキシコの物価はとても安いのだが、なぜかタクシー代金は結構かかる。
街まではだいたい40分程度か。とりあえずホテルに直行し、荷物を置かせてもらう。
ホテルは、ミシオン・カサ・コロラーダというブティックホテル。メキシコの大統領の家だったが、現在はホテルとして
開業しているという。スタッフもおっとりとしていて、メキシコの地方都市に来たんだな~という妙な感慨にふける。
このホテル、実はピピラの丘の上に位置しており、秘密の小道を通ると、ちょうどピピラの丘に到着するように
なっている。ピピラの丘からは、グァナファトの街が一望できる。本当にかわいらしい、美しい街。
想像以上の風景だ。ピピラの丘からは、ケーブルカーで街へ。
景色に感動すると、お腹がすいてくる。今日は、昼ご飯も、ろくに食べていないことに気がつく。
11月3日(日)
La Casa Valadez

ラ・カサ・バラデス

   
ウニオン広場のLa Casa Valadezは、グァナファトでも人気があるレストラン。ここで定食を食べる。
 前菜→タマレス、スープ→Caldo de Carne、メイン→チャモロ、デザート→アイス、これだけ食べて1,000円。
 しかも一皿あたりのポーションも、超デカイ。お値段は一人あたり約1,000円。
 ちなみにチャモーロというのは、私も初めて聞く名前だが、アドボ(唐辛子での煮込み料理)のことらしい。
 これがまた凄まじい大きさで、テラス席に座っていたせいもあって、道行く人達から「あれ何??」「チャモロよ」
 という具合に、街の話題になっていた。
 味は、どれも正統派メキシコ料理だ。タマレスも、アドボも、確かにこの味!!
夫は、前菜にチミチャンガをセレクト。春巻きみたい。
 ドリンクは、リモナーダ。いわゆるレモネードだけど、メキシコのレモネードは、本当にライムたっぷりで美味。
遅い昼食を食べてから、再度ケーブルカーで、夕方のグァナファトの景色を見に行く。
 少しずつ暮れなずむグァナファトは、本当に美しい。
11月3日(日)
Mision Casa Colorada
グァナファト


   
 夜になったので、ホテルに戻る。ミシオン・カサ・コロラーダのプレシデンシャル・スィートに3泊。
 メキシコ大統領の家だった、このホテルの、いわば大統領の部屋だ。広さは25畳ぐらいだろうか。
 キングサイズの大きなベッドに、180度にわたって広がる、グァナファトの美しい夜景。
 外にはテラスもついている。夜景がよく見えるように、ガラスに向かってソファも完備されている。 
 こんなに素晴らしい夜景は見たことがない!
 しかしいつものごとく、問題発生。テレビがつかない、お風呂のお湯が出ない。鍵が閉まらない・・
 フロントのお兄さん達に、あれこれ説明し、お兄さん達も、行ったりきたりして、ようやく一つ一つ、
問題解決。テレビ→コツがあるけど、ようやくつきました、お湯→やっと出ました、 
鍵→コツを把握しました。まぁ、ここって、メキシコだからね。
 この部屋の外には、小さな小部屋がついており、大きな浴槽がついた浴室も大きい。
想像していたよりも、はるかにステキなホテルだ。 
11月4日(月)
Mision Casa Colorada
   
 ミシオン・カサ・コロラーダで朝食。プレジデンシャル・スィートには、アメリカン・ブレックファストがついている。
 フルーツ、卵料理にパン、コーヒーの朝食。卵料理はもちろんウェボス・ランチェロス!
 メキシコに来ると、いつも朝食はこれなのだが、各ホテルによって、サルサの味が微妙に違っていて、おもしろい。
11月4日(月)
グァナファト 
   
 11月4日は、月曜日。メキシコで月曜日は、大抵、美術館や博物館がお休みで、観光客泣かせの日だ。
 しかし、確か、ミイラ博物館は、年中無休だったはず・・・。
 タクシーで向かう。だいたい10分位・・・到着すると、やはり欧米人らしい観光客が、窓口に並んでいる。
 グァナファトの乾いた気候のせいで、ミイラとなった一般人が展示されている。
 私達は、たまたま博物館の方が、いろいろ説明してくださったので、一つ一つのミイラについて
 詳しく説明を聞くことができた。たくさんのミイラに囲まれていると、ちょっと不思議な気分・・・
 両国民の死生観の違いを深く感じる。
 その後、老舗お菓子店「カトリーナ」に寄ってから、口付けの小道へ、イダルゴ市場へ。
 イダルゴ市場では、お土産を買い、その後、お腹がすいたので、どこかで食事をとることに・・・。
11月4日(月)
Truco 7

トルコ7
   
 グァナファトでも大人気のTruco7で、昼食。暗くて、ちょっと狭い入り口を通ると、店内は、ずっと奥に広がっている。
今回も定食を食べることにする。飲み物(コロナビール含む)、スープ、メイン、パンで約500円ぐらい。
 メキシコの食は本当に安くて美味。夫はメインに、牛肉の赤ワイン煮込み、私はマッシュルームのアヒージョ。
 店内はお客様で、ごった返している。観光客のみならず、地元の人達も、食を楽しみながら、盛り上がっている。
11月5日(火)
グァナファト
 
   
今日は火曜日なので、博物館巡りをする。ドンキホーテ肖像博物館、ディエゴ・リベラ博物館、
アロンディガ・デ・グラナディータス他・・・。一つ一つをじっくりと見て回る。
アロンディガは州立博物館となっているので、立派な博物館。
しかし他の博物館もそれぞれ特色があり、見ていて、おもしろい。
その合間に、美しいバシリカ教会をはじめ、多くの教会巡りをする。メキシコの宗教はカトリック。
 敬虔な信者が多く、教会を訪れると必ず、地元の信者の方が、熱心に祈りを捧げている。
 そんな人々の様子を見ていると、教会の内部の写真をバチバチと撮るのも、何となく気がひける。
 私達は信者ではないが、心の中で、静かに祈りを捧げて、次の目的地に向かう。
11月5日(火)
La Carreta
ラ・カレータ
   
 そろそろ空腹を感じてきた。何を食べようか。実は日本を出る際、「グァナファトは鶏肉が美味しいから、ぜひ
 食べてくれば?あのグルグルと回っているやつ」という貴重なアドバイスを頂いたので、その類の店を探す。
 「ラ・カレータ」は、あちこちのガイドブックに掲載されている店で、「それならもしかして、美味しいかも・・・」という
多少の期待を胸に、店に入る。(日本で)有名な割りには、とても小さな、地元の食堂という雰囲気で、
 観光客より、近所のおじちゃんやおばちゃんが、ワイワイと鶏肉をつついている。
 この鶏肉、付け合わせにキャベツのサラダとご飯、トルティージャまでついてくる。
 しかも、塩味が上手くきいており、鶏肉のうまみが、存分に生かされていて、凄まじくオイシイ==!!!
 日本にも、こんな店が、職場の近くにあったらいいのに・・・。
 ミチェラーダも、とってもディープな味。地元グルメも楽しい。
11月6日(水)
アエロメヒコ143便
グァナファト
11:10発
メキシコシティ
13:48着

メキシコシティ
 
   
グァナファトの滞在も、いよいよ終了。再び、メキシコシティへ。
 アエロメヒコ143便、レオン国際空港11:10発に搭乗するため、この日は少し早く起きる。
 前夜、「朝食は7時からお願いします」「了解。大丈夫」という会話を、ホテルのレセプションの人々と
 かわしたにも関わらず、ここはメキシコ。何となくイヤな予感が・・・。
 朝、7時に下に降りても、レストランにも、レセプションにも誰もいない・・。しかも電気もついていなくて、真っ暗。
 やはり・・・。とりあえず出発の準備だけ済ませ、念のため、もう一度、7時45分頃、レストランに降りていくと、
 担当の女性が出勤してきた。「私達、7時に出勤して、レストランは8時からオープンなのよ」
 だから昨晩、フロントに言っておいたのだけど・・・と考えても、ムダ。だってここはメキシコなのだから。
 「じゃあ、いいわ。飛行機の時間が早いから、と昨晩、ホテルの人に話してあるんだけど」
 と話すと、「そうなのね。コーヒーだけなら何とかなるから、いれてあげる」
 「でもそれでは迷惑をかけるし・・」「大丈夫。あと5分するとパンも来るから、もしよかったら、パンとコーヒーは
 用意できるわ。」
 というわけで、とりあえず素朴だけど美味しいパンと、たっぷり目のメキシカン・コーヒーを飲んで、
 空港へ向かう。
 アエロメヒコ・コネクトは、いつものごとく、かなり遅れている。結局、20~30分程度、遅れ。
 それでもキャンセルも多々発生するコネクト便だから、30分程度の遅れなんて、かわいいものだ。
 ベニート・ファレス国際空港に到着し、タクシーで、再び、ル・メリディアンへ。
「あら、この間、泊まった方たちね!」とフロントのお姉さん達に歓迎され、部屋へ入り、荷物を整理。 
 そして、メキシコシティの街へ散策に出かける。
11月6日(水)
メキシコシティ
 
   
 地図で見ると、ホテルはソカロまで約1.5キロぐらい。メリディアンは、以前宿泊したことがあるホテル・メリアの
 近くだから、つまりアラメダ公園にも歩いていける。つまりアラメダ公園といえば、ソカロまで徒歩10分程度
 だから、メリディアンからソカロも、徒歩で楽勝、観光が出来るはずだ。
でもこの日は、とにかくお土産を購入したかったので、とりあえずヒルトンを目印にひたすら歩き、 
 その角を右に曲がり、シウダデラ民芸品市場へ。食器とか、雑貨とか、様々なものを買い込む。
 シウダデラは、小さな店が軒を連ねており、あっちへ行ったり、こっちへ行ったり。
 買い物は1時間で済まそうと思っていたのに、あっさり1時間が過ぎ、1時間半が過ぎ、2時間が過ぎ・・。
 気がつけば5時を過ぎている。両手にいっぱい袋を持って、この状態でソカロに行くには、
 時間も遅いし、とにかく両腕が重い。このためこの日は、ソカロ周辺で、ゆっくりと夕飯を食べることにした。
11月6日(水)
Cafe de Tacuba
カフェ・デ
タクバ
   
カフェ・デ・タクバは、ディエゴ・リベラとフリーダ・カーロが結婚式を挙げた老舗レストラン。 
 夫は、フィレーテ・ア・ラ・タンピケーニャ、私はチレ・レジェーノを頼む。
 このレストランは、食事も美味しいが、一緒についてくるパンも、オススメ。
 客層は、やはり有名なレストランということもあって、ガイドブックを手にした欧米系観光客も多い。
夕飯後、ホテルに戻り、再び荷物の整理。明日はいよいよ帰国日なのだ。 
本当に、1週間はあっという間に過ぎていく。
11月7日(木)
Le Meridien
Cest la Vie

 
   
 朝食は、メリディアン1階のセ・ラ・ヴィへ。前回、朝食をとった時より、少しゆっくり行ったため、
 ブッフェの棚には、きちんとメキシコ料理も並べられている。シェラトン・マリア・イサベルや、メリア、
 ヒルトン・レフォルマに宿泊した際は、かなり早朝に食事に行っても、ブッフェ・コーナーは完璧に
 出来上がっていたが、ここメリディアンは、一流ホテルだけど、少しのんびりとした雰囲気を漂わせており、
 まぁ、まさにメキシコといった感じだ。このゆったりモードを好きになるか、はたまた我慢が出来ないかで、
 メキシコに対する印象は、随分違ってくるかもしれない。
11月7日(木)
ラテンアメリカンセンター

   
 それにしても、この日はメキシコ滞在最終日。アエロメヒコの帰国便は21時25分発なので、
 1日ゆったりと遊べるのが嬉しい。荷物は全てホテルに預けて、とりあえず徒歩でラテンアメリカン・タワーへ
 向かう。入場料を支払うと、紙の腕輪をくれる。これをしていると、一回退出しても、また入場可能らしい。
 「夜は、夜景がきれいだから、また来るといいわよ」と受付のお姉さんに言われる。
 ガタガタと少し不安なエレベーターに乗り、上まで行くと、メキシコシティの全景が、目の前に広がる。
 網目状にきっちりと整備された街。確かに夜、訪れたら、さぞかし美しいことだろう。
 入場料金には、展望台とその1階上のプチ博物館(展示と言ったほうがいいかも)、またさらに上の
 展望台に行く料金も含まれている。そう、ここは、結構遊べる場所なのだ。
11月7日(木)
ソカロ
テンプロ・マジョール
テンプロマジョール博物館

メトロポリタン・
カテドラル
   
 ラテンアメリカンタワーからソカロまでは、徒歩10分くらいだろうか。
 メキシコの地方都市とは異なり、ちょっとオシャレな店が軒を連ねている。あちこち冷やかしながら、
 散策する。ソカロを超えると、すぐにテンプロ・マジョールが見えてくる。
 ここは、アステカ帝国の中央神殿跡。外から見ることも出来るが、入場料を払って中に入れば、
 遺跡の中に作られた道沿いに歩き、間近に遺跡を見ることができる。
 またこの入場料金には、併設されているテンプロ・マジョール博物館の入場券も含まれている。
 この博物館が、テンプロ・マジョールのオマケ博物館かと思えば、とんでもない。
 チャプルテペックにある人類学博物館に、規模は劣るが、内容的には、かなり充実している。
 もしアステカ文明や遺跡に興味がある人が、じっくりと見て回るなら、1時間~1時間半は、かかるかもしれない。
 テンプロ・マジョール博物館を見学した後、そのままメトロポリタン・カテドラルに向かう。
 ここは、メキシコのカトリック教会のいわゆる総本山。バロック様式の威容を誇る建築物だが、
 それほど華美ではない。メキシコ人の信者達が、祭壇に向き合い、素直に頭を下げ、祈りを捧げている
 気持ちも、理解できる気がする。
11月7日(木)
Terraza
Gran Hotel Ciudad de México

「テラサ」
グラン・ホテル・シウダッド・デ・メヒコ
   
お腹がすいたので、そろそろご飯を食べよう。メキシコ最後の食事は、どこにしようか。
ソカロ周辺の美味しいレストラン、日本のエージェントの方にご紹介頂いた店を思い出す。
グラン・ホテル・シウダッド・デ・メヒコのカフェは、見晴らしがよくて、いいですよ・・・
とりあえず「見晴らしの良さ」という言葉にひかれ、ソカロの角にあるホテルへ。
 このホテルを訪問するのは、初めてだ。とてもクラシカルで、重厚感漂うホテルだ。
 天井は素晴らしいステンドグラス。エントランスから入り、思わず内部の装飾に見とれてしまう。
 とりあえずカフェに、と思ったが、せっかくなので、上層階にあるレストラン「テラサ」に行く。
 ここのレストランは、ソカロをはさんで、国立宮殿にちょうど面する位置にある。
 このため、ソカロ全体が見渡せる。ところっで、何を食べようか。
 せっかくなので、アラカルトで頼むより、コースで頼んだほうがお得なので、「11月のスペシャルコース」で
 お願いした。
11月7日(木)
Terraza
Gran Hotel Ciudad de México

「テラサ」
グラン・ホテル・シウダッド・デ・メヒコ
   
最初に チョコレートのドレッシングのサラダ、続いて、エパソーテが入ったきのこのスープ、鶏胸肉の
 ウィトラコーチェ詰め、アロス・ア・ラ・メヒカーナと茹で野菜添えが次々と運ばれてくる。
 これに飲み物(ビールも可)がついてくる。味はといえば、塩のあんばいもちょうど良く、とても上品。
最後に、こんな美味なるメキシコ料理に出会えるなんて、やはり今回の旅行は、ツイテいたのかもしれない。
 飛行機は21:25ではあるものの、アエロメヒコからは、「3時間前までには空港に到着していてください」
 と言われているので、ちょっと早めだが、16時30分にホテルを出て、ベニート・ファレス国際空港の
 第2ターミナルに、タクシーで向かう。
ホテルから空港までは、30分もあれば十分に到着するのだが、教職員デモも以前継続中だし、いきなり
 何が起こるかわからないのが、メキシコなのだ。
 (実際、以前、突然発生したデモのおかげで、空港まで2時間以上かかり、飛行機を逃してしまった人々を
 知っている・・・)
 夕方だったので、道路は完璧渋滞中・・。しかし「任せて!俺は抜け道だって、何だって知っているんだから。
 DFでタクシー暦30年。出来ないことはないよ!!」と話す実にたくましい運転手さんにお任せし、
 第2ターミナルには、当初の予想どおり30分で到着した。
 まだ時間があったので、空港内のフードコートへ行き、再び腹ごしらえ。自動チェックインで搭乗券をもらい、
 中に入り、コンビにに行ったり、デューティーフリーに行ったり、本屋に行ったり。
 帰りは帰りで、またいろいろ忙しい。アエロメヒコ・成田行きの搭乗ゲートは日本人でいっぱい。
 それにしても、こんなに日本人がメキシコに来ていたなんて・・。どこに行っても、全然会わなかったのだが。
11月7日(木)
アエロメヒコ
AM57便
21:25初
成田到着
9日(土)
06:45着
   
 いつものことだが、定刻を30分程度遅れて、飛行機は出発。ティファナまでの間に、一度、機内食が出る。
 「Carne(カルネ)」という単語につられて選んでみれば、すき焼きご飯。(上画像、左側)
 「エ~、すき焼き?メキシコ料理系統が食べたかったんだけど・・」と後悔したが、口にしてみると、
 意外と甘みが適度で美味しい。浅漬けまでついているけれど、「外国で食べる日本食」にしては、
 よく出来ている。白飯も、確かに長細い米ではあるが、上手に炊けている。
ティファナでの給油があり、ティファナから成田の間に、パン食が1回(デザートにチョコレートがついてくる)、
成田到着直前に、もう1回、機内食が出る。成田到着は、早朝6時45分。
出発が遅れたにも関わらず定刻の到着となった。
 それにしても、メキシコの魅力は、奥深い。世界無形文化遺産にも登録されている「美味しいメキシコ料理」
 に、少しでも近づきたいと願っているが、なかなか足元にも及ばない。
メキシコの素晴らしさ、本当のメキシコ料理の美味しさを、ぜひ今後も伝えていきたいと、実感した旅だった。